VISTA MANAGEMENT (VIETNAM)

ベトナム(ホーチミン・ハノイ)、財務コンサルティング、M&Aアドバイザリー、内部統制、投資調査、ライセンス取得、進出支援

ベトナム入国時のPCR検査

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特別便で高額なためか、JALのさくらラウンジが使える

 

ベトナム入国時に日本国内で受けるPCR検査は、従来の「入国の3~5日前」から変更となっており、直近では「入国の3日(72時間)以内」です。皆様、お間違えの無いよう、お気を付け下さい。。。以下、日本大使館URLから引用。

ベトナム政府当局は、入国者に対し、PCR検査を入国日から3日前以内(ワクチン接種済みの方に対する施設隔離期間の短縮を求める場合は72時間以内。(中略))に受けることを義務付けています。」

新型コロナ:労働者・企業への補助政策

決定書28/2021/QĐ-TTg号において、以下の補助政策が発効しております。

1)労働者への補助政策
■適用対象:2021年9月30日に失業保険に加入している従業員(外国人労働者を除く)
補助金:2021年9月まで失業保険に加入する期間に基づき、次のように計算される。
  ・12ヶ月<失業保険加入期間:1.800.000 vnd/人
  ・12ヶ月<=失業保険加入期間<60ヶ月:2.100.000 vnd/人
  ・60ヶ月<=失業保険加入期間<84ヶ月:2.400.000 vnd/人
  ・84ヶ月<=失業保険加入期間<108ヶ月:2.650.000 vnd/人
  ・108ヶ月<=失業保険加入期間<132ヶ月:2.900.000 vnd/人
  ・失業保険加入期間<=132ヶ月:3.300.000 vnd/人
■支払方法:一時払いで保険局から本人の口座へ直接に振り込まれる。
■申請方法
あ)保険局から受領対象リストを貰う
い)このリストに記載されている失業保険加入期間について、本人の確認を取る
う)申請書類の作成および提出(オンライン可)
※申請から結果まで5営業日程度とされる

2)会社への補助政策
会社負担の失業保険は、2021年10月から2022年9月まで 「1%→0%」 へ一時調整される。

グリーンカード

グリーンカードと言えば、米国の永住権を指すことが一般的で

あったが、ベトナムで違う意味で使われ始めた。

ワクチン接種後に接種を証明するためのカード(携帯で表示)が

もらえるが、2回接種者が緑色のグリーンカード、1回接種者が

橙色のオレンジカードをもらえる。

お店、ビル、病院等に入る際や検問所でにこのカードを提示する

ことが求められる。

 

その際に、携帯電話に表示させて警備員や警察等に見せるので

あるが、その瞬間に携帯を盗まれる事故が多いらしい。

そうすると、その対策でカードを印刷して持ち歩くのが安全で

あるとして、印刷会社がカード作成サービスを行っている。

となると、今度はそれを偽造する奴がいて。。。。

日本では考えられないかもしれないが、ベトナムではいつもの通り、

商売を行うものとそれを取り締まる当局とのいたちごっこが続く。

ベトナムのワクチン接種状況(10月6日時点)

1ヶ月前にワクチン接種状況を掲載したが、大幅にワクチン接種が

進んでいるので情報を更新する。

10月6日に1日で1,086,638人がワクチン接種して、合計接種回数が

49,254,925回となった。

そのうち1回目接種は36,448,527人、2回目接種は12,806,398人。

 

18歳以上の人の90%以上がワクチン接種した市・省は下記6つ。

ホーチミンハノイ、クアンニン、カインホア、ビンズン、ロンアン

一方で、18歳以上の人の30%以下しかワクチン接種していない省は

全国63のうち38省と都市部に集中して接種を進めている。

 

ホーチミンでは、1回目の接種率がほぼ100%に達し、2回目も65%。

ハノイも同様に1回目の接種率はほぼ100%であるが2回目は18%。

 

今は、ホーチミンから他省へ行くことが制限され、行った先で隔離が

必要になることが多い。
今後、地方のワクチン接種も進んで移動がより自由になることを

期待したい。

インスタント・ラーメン事業に縁がある4人のベトナム人経営者

先週9月28日、「ベトナムにおけるインスタント・ラーメン市場のメモ」についてお書きしました。実は、1990年代、インスタント・ラーメンで起業したベトナム人経営者が4人もいるのです。しかも、ベトナム国内ではなく、東欧で起業したのがポイントなのです。

 

この4人の中で、ベトナムに長年住んでいるなら誰でも知っているVingroupの創業者兼会長Phạm Nhật Vượng (ファム・ニャット・ブゥオン)氏と、先週紹介したMasanグループの創業者兼会長であるNguyễn Đăng Quang(グェン・ダン・クアン)氏が入っています。残りの2人はVP銀行創業者兼会長であるNgô Chí Dũng(ゴー・チー・ズン)氏とVIB銀行創業者兼会長であるĐặng Khắc Vỹ(ダン・カック・ビー)氏です。

 

  • ファム・ニャット・ブゥオン氏(VingroupMivinaインスタント・ラーメン

ファム・ニャット・ブゥオン氏は学生時代とても優秀な成績を取ったため、ロシア(当時ソ連)に留学できるようになりました。商売好きなブゥオン氏は大学3年生からベトナム国内から様々な商品を仕入れてソ連で販売していました。1990年代、ソ連は崩壊する時期になり、この時期こそが経営のチャンスだと感じ、同氏ロシアからウクライナに引っ越し、1993年8月8日に、同じくロシア元留学生の仲間たちと一緒にMivinaと言う名前のインスタント・ラーメンを作りました。

 

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Mivinaパッケージ(Phap Luat Plusより)

当時、Mivinaインスタント・ラーメンを作るための原材料は、ベトナムや台湾から仕入れられたそうです。当時のウクライナはお世辞でも豊かと言えない経済環境であったので、安くて手軽に調理できるMivinaインスタント・ラーメンは幅広くウクライナ人に受け入れられました。Mivinaが市場に出た1年後、全ウクライナの97%のシェアを占めていたそうです。Mivinaの成功を基盤に、ブゥオン氏と仲間達はドライ・パクチー、スープの粉やじゃがいもの粉も作って市場に売り出しました。Mivinaで儲けた利益は、ベトナムでVingroup社を創るために使われました。

 

2010年、ブゥオン氏はVingroupの経営に専念したいため、ウクライナの食品ビジネスをNestleに売却しました。

 

  • グェン・ダン・クアン氏(Masan Group) のインスタント・ラーメン

Masanグループの会長であるクアン氏は、ソ連留学が終了した時に一度帰国しましたが、その後またソ連に戻り(2度目ソ連に戻った時はビジネスをする目的)ました。同氏は最初に、在ソ連ベトナム人を顧客対象にしたインスタント・ラーメン(ブランド名 Mivimex)を生産して販売していました。インスタント・ラーメンを選んだ理由は、ソ連崩壊前後の生活は貧しいため、現地人は安くて手軽に食べられる料理を望んでいたからです。今まで全くインスタント・ラーメンを食べる習慣がなかったソ連人でも、クアン氏のインスタント・ラーメンは段々ソ連人にも受け入れてくれるようになりました。当時、クァン氏は毎月3000万パックのインスタントラーメンを生産し、1億4000人のソ連人にインスタント・ラーメンを販売していました。インスタント・ラーメンの成功を基盤に、クァン氏は製品のラインアップをチリソース、醤油とヌクマムに広げました。当時、辛いものを食べる習慣がなかったロシア人にとっても、クァン氏のチリソースも意外に高評価を得ました。

 

残念ながら、クアン氏のインスタント・ラーメンは最終的に、競合のRolltonインスタント・ラーメンに負け、クアン氏はロシアから撤退し、同氏の食品ビジネスをベトナムに移しました(これがMasan Groupのはじまりでもあります)。クアン氏のMasan Groupは現在に渡り、ある程度知名度が高い(北部では日本のAcecookのシェアを超えるほど)食品メーカーになりました。

 

  • ゴー・チー・ズン氏(VP銀行)Rolltonインスタント・ラーメン

はい、聞き間違えではありません、Masanをソ連から撤退させたライバルはズン氏が創ったRolltonインスタント・ラーメンです。同氏も元ソ連留学生でした。ロシアのRolltonはベトナムのHaoHaoみたいな存在であり、とても有名なブランドなのです。VP銀行(Vietnam Prosperity Joint-Stock Commercial Bank)は、ベトナムのBig4銀行ではありませんが、銀行業界内では優れた実績を得ています。例として挙げられるのが2020年に、同社は、世界で最も企業価値の高い銀行のトップ300に入ったベトナム初の民間企業であることです(Brand Financeより)。

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Rolltonのパッケージ(arofood.czより)
  • ダン・カック・ビー氏VIB銀行)Rolltonインスタント・ラーメン

VP銀行(Vietnam International Commercial Joint Stock Bank)のズン氏と共に、Rolltonを一緒に作ってきた仲間が現在VIB銀行の創業者兼会長のビー氏です。VP銀行もBig4でありませんが、銀行業界内でも優れた実績を得、2021年に「デジタルバンク革新賞」を受賞しました(The Bankerにより)。 現在、ビー氏は、VIB銀行の経営と共にRolltonインスタント・ラーメンを所有するMareven Food Holdingsの会長の役割を兼任しています。しかも、そのMareven Food Holdingsはロシアのインスタント・ラーメン市場の46%シェアを占め、世界25カ国に輸出した実績を誇る有名な食品会社です。日本の大手食品メーカーの Nissin Foodも実はMareven Food Holdingsの33.5%所有しているのです!

 

一言:

どのビジネス成功事例でも多少時代の背景があるではないかと私は思います。懐かしい名前の「ソ連」も今ではただある時期を示す名前の他ならないですが、我が国にたくさんの優秀な人材を育ててくれた「同志」でもあります。次の優秀な経営者世代は一体どの国の留学生であるのか少し楽しみにですね。

ホーチミン市もついにロックダウン解除(しかし制限はまだある)

皆さんこんにちは!VISTAブログ運営チームメンバーのミンです。本日10月1日、ホーチミン市のロックダウンは解除されました。ホーチミン市に滞在している日本人の皆さん、お疲れ様でした!

 

ところで、ロックダウン解除と言っても、完全に自由ではありません。全国がワクチン2本接種済になるまでだんだん緩和されます。では、今回のロックダウン解除-いや、「ロックダウン解除」と言うより「コロナ防止対策が緩和された」と言った方が正しいと私は思います。

 

本日は、ロックダウン解除に出来ることと出来ないことをこの投稿で紹介していきたいと思います。

  • 出来ること

公的機関に行き、用事を済ませる。

 

大使館、国際機関に行き、用事を済ませる。

 

出勤、博物館への来館、お寺や教会で行われる宗教的行事の参加、ミュージックコンサートやスポーツイベントの参加、個人の日常的スポーツ、美容室(散髪含む)。その中で、

 

インドア活動の場合: 最大10人同じ空間に集まることができる。しかし、集まる人が全員ワクチン2本接種済なら最大70人同じ空間に集まることができる。

アウトドア活動の場合: 最大15人同じ空間に集まることができる。しかし、集まる人が全員ワクチン2本接種済なら最大100人同じ空間に集まることができる。

個人の日常的スポーツの場合: 最大15人/同じ空間での集まり。全員ワクチン2本接種済の場合、最大100人同じ空間で集められる。

美容室(散髪含む)の場合: 50%稼働できる。

 

  • まだ出来ないこと

対面の教育活動(オンラインのみ許可!しかし、クラス全員がワクチン2本接種済なら対面でもOK)。

外食はまだ出来ません。しかし、テイクアウトなら復活しました。

ホーチミン市外の移動。

タクシー業者や、タクシーバイク業者を利用する移動

 

それに加え、市内で移動する際に、VNEIDアプリに、出発先、目的地と移動する理由を登録しなければなりません。登録後、 VNEIDアプリからQRコードが出てきますので、その QRコードをいつにでもお巡りさんに提示できるようにスマホにダウンロードしてくださいね。また、VNEIDと共に、ワクチン接種状態を証明(1回目のワクチン接種でも外出できる)できるためのQRコードを国民健康手帳アプリSổ sức khoẻ điện tửからスマホにダウンロードし、VNEIDのQRコードと同じくいざという時に提示できるようにする必要があります。

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まず、VNEIDアプリをスマホにダウンロードする

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Domestic Travel Declarationを選択する

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出発先と目的地を記入

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ワクチン接種状態を記入→Submit

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移動用のQRが出てくる→それを保存

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国民健康手帳アプリSổ sức khoẻ điện tửからワクチン接種状態証明のQRコードも忘れずにスマホに保存するようにしてください

コロナが完全に消えた訳ではありませんので、不要不急の外出は出来るだけ控えるようにすると周りと自分の安全のためになるとお思います。

 

投稿の最後に、本日外出した時に撮った街の写真を皆さんに共有いたします!

 

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TanBinh区にあるある交差点

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VISTAが運営しているカフェがある道の様子





 

 

 

 

 

 

ベトナムにおけるインスタント・ラーメン市場のメモ

皆さんこんにちは!VISTAブログ運営チームメンバーのミンです。本日は、インスタント・ラーメンがベトナムに現れ、どのように発展してきたのかを紹介していきたいと思います。

 

  • 1990年代: ベトナム産インスタント・ラーメンの皇金期 

1960年、日本発「チキンラーメン」が南ベトナム(当時ベトナム戦争であった頃)に輸出されました。チキンラーメンベトナムに現れた初めてのインスタント・ラーメンブランドであるにも関わらず、あまり深い印象を残しませんでした。1972年、ベトナム産インスタント・ラーメン「Vị Hương」と「Miliket」が市場に登場し、特に「Miliket」は、21世紀に入るまでインスタント・ラーメン市場の90%のシェアを占めていました。

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Miliketのパッケージ (Bach Hoa Xanhより)

 

  • 2000年〜2016年その1  -HaoHaoが「Miliket」の王座を奪った 

1993年、日本のAcecook社がベトナムに参入し、2000年に「HaoHao」インスタント・ラーメンを市場に紹介しました。「Miliket」は巨大なシェアを持つ「インスタント・ラーメンの王」だと呼ばれるほど人気でありましたが、Acecookに王座を奪われてしまいました。その原因は主に2つあります: ① 当時「Miliket」の生産技術がもう古すぎて、Acecookと比べ物にならない → 品質と味に負けた。② 今までの「過去の輝き」に自信を持ちすぎて、競争のために何の施策も打たなかった。一方、Acecookは積極的にマーケティングと新商品開発に専念した。

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HaoHaoのラインアップ(24hより)

現在、残念ながら「Miliket」のシェアは90%からたった4%に落ちてしまった。Miliketは、これ以上ラーメンの戦いに参加する資金とマンパワーも無いと意識し、格安インスタント・ラーメンとして位置付けることになりました。今だと、スーパーに行けば「Miliket」を探せないことでもないが、顧客の目立つ場所には置かれていません。ちなみに、同社は、B2C市場のパイを取られた以来、業務用のインスタント・ラーメン(レストランや食堂で使う 1kgパックごとに売られている)でも活躍しています。「Miliket」の麺は本当に鍋の出汁と食べると美味しいので業務用分野ならまだまだイけます 笑。

 

実は1996年にベトナムの VIFON社もインスタント・ラーメンに参入しましたが、輸出に集中すぎたことで国内では「HaoHao」には勝てませんでした。Acecookと比べ、規模的にも競争するのが無理だと感じ、VIFONは現在一応インスタント・フォーでも知名度があるメーカーではありますが、どちらかと言えば、同社は調味料分野の方に専念しています。

 

  • 2000年〜2016年その2  - Masanの台頭

Acecookを越えたいメーカーは沢山いましたが、その中で最も印象的なのがMasanでした。同社は、2008年に「Omachi」ラーメンを開発し、市場に売り出しました。MasanはAcecookの「HaoHao」 と差別化するために、ジャガイモを使って麺を作りました。ジャガイモの麺は、食べる時にニキビが出ないため、当時市販のインスタントラーメンよりはヘルシーだと評判が良かったです。つまり、Masanは、Acecookより高級セグメントを狙い、リーズナブルの価格を維持する戦略を取りました。

 

  • 2017年〜: インスタント・ラーメンにおける新たな常識

Masanは、Acecookを超えるために次々新商品を開発し、芸能人が出るテレビコマーシャルに巨額の投資をしました。今でも、インスタント・ラーメン分野で、Masanはどのメーカーよりも高い広告宣伝費を投資しています。

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芸能人を使ったテレビCM (Thuong Truongより)

さらに、同社は「インスタント・ラーメンにおける常識」を変えることを目指しました。具体的には、今まで、「インスタント・ラーメンと言えば栄養が貧しいため、どうしてもお腹が空いている時に食べるもの」という考え方が強かったです。Masanは、そんな常識を変えようと思い、1食分の栄養が入っているインスタント・ラーメンを開発し、消費者からかなり高い評価を得ました。今では、Masanのインスタント・ラーメンのシェアは北部でAcecookを超えました。

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Masanが開発した具がたっぷり入っているインスタント・ラーメン(Bach Hoa Xanhより)

また、この年から、高級インスタント・ラーメンセグメントに参入する海外のブランドも前より次々と現れ、スーパーのインスタント・ラーメンコーナーに行くとまるでラーメンの迷路に入ったみたいです。逆に選択肢がありすぎると買い物は困りますね 笑。

 

  • 一言

ベトナムは世界でインスタント・ラーメンの消費量が5番目に多い国です。ですので、インスタント・ラーメン対戦はこれからもっと面白くなると私は思います 笑。また、一時的に王座を守れたとしても、油断するといつでも王座を奪われてもおかしく無いですね。まさか当時2008年1.6%のシェアしか持っていなかったMasanが今では北部で Acecookを超えるなんて誰も思いませんでした。さらに、「競争する」というのは、無理にライバルを超えることではありません。改めて市場調査を行い、会社の資源を見直した上で自分の会社が必ず勝てるセグメントを探すことも大事です。私は「Miliket」の味が大好きなので、同社が第一位を守れなかったことによって少し残念だと思います。しかし、もし「Miliket」が無理矢理に「HaoHao」を越えようとする戦略をあの時に取ってしまったら、ひょっとしたら途中で資金がなくなり、 「Miliket」から市場に消えていたかもしれません。

 

弊社VISTA MANAGEMENTでは、日系企業様がベトナムに進出する際に、現地市場参入戦略を立てる基盤になる市場調査サービスを始め、様々なコンサルティング事業を行っております。ベトナム進出に関心を持っている方は是非弊社にお問い合わせいただければ幸いです!お問い合わせ先はこちら→ http://www.vistamgtvn.com/contact.html、あるいは私の仕事用メールアドレスminh.truong@vistamgtvn.comにご連絡ください。お待ちしております!