VISTA MANAGEMENT (VIETNAM)

ベトナム(ホーチミン・ハノイ)、財務コンサルティング、M&Aアドバイザリー、内部統制、投資調査、ライセンス取得、進出支援

ホーチミン インターン生活日記 番外編 休日出勤(2022/9/24)

シンチャオ!

インターンのOmiです。

9月24日は土曜日で本来は休日なのですが、Taka社長に同行し、業務用のガスコンロの部品を制作している鋳物工場へ行ってきました。

現在、ご依頼いただいている会社様は中国で生産を行っていますが、中国はカントリーリスクがあることから、生産の一部をベトナムに移管する方向で、中国と同じレベルの製品が作れないか、約1年に渡って、今回訪問した鋳物工場と一緒に試行錯誤されています。

大小2つの製品のうち、小さい方は下の写真の通り、同じ重さ、仕様の製品が作れるようになっています。

ガスコンロの台座にあたる部分(小)

しかしながら、大きい方は前回試作したものの重量がかなりオーバーしていたため、空気を取り入れる窓を大きくするなど金型を修正し、重量が減るようにして再度試作したものの、上手く金属が流れず、下の写真のように、穴が空く結果となっていました。

ガスコンロの台座にあたる部分(大) 穴が空いている

この状況を写真と電話で日本の社長様へ報告し、どのようにすればうまくできるかアドバイスいただき、金型をパテで修正して再度試作を行い、来週再度試作品を確認することとなりました。

今回訪問した鋳物工場の社長さんは1年に渡って作って直してを繰り返して、我慢強くお付き合いいただいていますが、一般的なベトナムの会社は一度サンプルを作ってダメだったら諦めるのが普通で、このような会社は珍しいそうです。アン社長本当にありがとうございます!

いくらサンプルがあったとしても、ベトナムでは簡単にできない。工場を探すことから始め、粘り強く交渉しながら時間をかけて作りあげていく。Taka社長と通訳のBao君の努力に頭が下がる思いです。あと、Bao君がのぎすを使って太さや高さを測ったりする姿が様になっていて、通訳を越えた働きをする姿がとても頼もしく感じられました。

また、今回の鋳物工場訪問には、旅行でベトナムを訪れていた依頼先の会社の社長様のご子息が同行されていました。このご子息も製品のことをよくご存じで、設計図と照らし合わせながら、できている箇所、不具合がある箇所を確認し、許容範囲かどうかもてきぱきと判断されていました。子は親の背中を見て育つといいますが、将来的にいい後継者になるだろうなと感じました。

帰りに鋳物工場近くのローカルレストランでお昼を食べてから帰りました。美味しいうえに値段も安く大満足でした。

ローカルレストランでの昼食 5品頼んでビールを1本つけて一人約1000円

前の日曜日の夜にも土地の所有権の移転を希望されている社長様と弁護士等関係者で会食をしながらの打ち合わせがありましたので、休日にも相手先の都合によりポツポツと仕事が入ってきます。

番外編でした。では、また!

Omi