VISTA MANAGEMENT (VIETNAM)

ベトナム(ホーチミン・ハノイ)、財務コンサルティング、M&Aアドバイザリー、内部統制、投資調査、ライセンス取得、進出支援

ベトナム軍の保存食盛り合わせセットを買ってみました。

皆さんこんにちは、VISTAブログチームのミンでございます。いよいよベトナムのテト(旧正月)が近づいてきました。ベトナムに駐在されている日本人の皆さんは、旧正月において何か予定はありますか? 

 

実は私、テト休みに両親と嫁とSapaに遊びに行く予定を入れました。普通は飛行機と電車で行くはずのところなんですが、今回お袋が「車で行こうよ、私、父ちゃんとアンタ交代で運転すれば行ける距離だよ」と言いました。車で6時間の距離になり(しかもSapaは山道が多いそうだと噂を聞き)、私は念の為保存食を用意することにしました。

 

私が買った保存食はベトナム軍が使っているものです。形としてはカロリーメイトと似たようなもの-しかし、軍隊が使うものであるため、カロリメートより栄養度が高いものだと思います(以下写真参照)。

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ベトナム軍保存食9点盛り合わせセット

ベトナム軍が食べる保存食は、株式会社22(ベトナムの軍隊系国営企業)が開発したものです。保存食のラインアップは9種類あり、種類ごとに味とターゲットする顧客が異なります。例えば、写真の一番左上にあるGOLFMANはスポーツをする人にターゲットされ、右下にあるDreamBusinessは、忙しいビジネスパーソンにターゲットしています。

 

私が一番好きな味は陸軍専用のBB702と空軍専用のLuong Kho Bay(BB702の隣)ですかなぁ。特にBB702はパッケージがカッコ良かったです(以下写真参照)。

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陸軍用保存食BB702

今回紹介したベトナム軍用保存食は、ベトナム戦争時で北ベトナム軍によく使われていました。1人あたり60kgぐらいの荷物を背負って、1日何十キロも歩かなければならない、しかも休憩時間は僅かでまともなご飯も作れない(調理する際に煙が出て米軍の飛行機に爆弾投げられるから)ため、このような手軽に食べられて、戦いに十分な栄養を補給し、長く保存できる食品が救いです。戦争だけでなく、今平和な時代になっても軍用保存食は災害時で災害難民に配られ、災害現場で仕事している平氏/警官の食料になっていました。去年のコロナはものすごく大変でしたので、軍用保存食は医療現場で戦っているお医者さん、看護師さんとコロナ治療者の食事でもありました。

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災害現場で仕事している平氏/警官の食料(Vietnamnetより)

別にベトナムの名物ではないものですが、皆さんも試しに使ってみたらいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

ハノイ初の都市電鉄CatLinhーHaDongに乗ってみました!

皆さんこんにちは。VISTAブログメンバーのミンです。明けましておめでとうございます!今年も健康と幸せがいっぱいくる新年になりますように。

 

実は私この間出張でハノイに行きました。ハノイは私の生まれ育ちなので、久しぶりに出張のついでにお袋と祖母祖父に会えてとても嬉しかったです。私が2018年に日本留学して、2021年に帰国し、ハノイの風景はたったこの3年で大分変化していると感じました。特にCatLinhーHaDong都市電鉄がやっと開運したことが一番大きい変化なんじゃないかなぁと思います。

 

CatLinhーHaDong都市電鉄が造り始められたのは2011年でした。その頃、私は高校2年生であり、当時私は「大学2年生ごろには電車で通学できるぞ、わ〜いわ〜い」と甘く考えていましたが、大学を卒業しても、社会人になっても、日本に留学し、帰国して社会人に戻り、頭に白毛が出始める時にやっと電車が走れるようになりました。私はまるで、青春を使って旅立ちした恋人を待ち続けていてその恋人がやっと10年目に帰ってきた気分みたいです 笑。本日、この投稿で、その「恋人」の写真を皆さんに共有いたします。

 

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CATLINH-HADONG線「恋人」の頭

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まるで埼玉線みたい

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車両内

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改札

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乗車券は日本のテレカみたいなもの、値段は降りる先により8,000vnd~15,000vndする

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改札から出た外の景色

皆さんもぜひコロナが治まったら乗り試してみてください。現在はコロナの原因で乗る人も少なかったですが、いつか近い将来、JR山手線の通勤ラッシュ時みたいに乗客が缶詰にされるぐらい普及すると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトナムの航空会社

ベトナムでは長らく国営のベトナム航空と格安航空のベトジェット

(2011年から)の2社が運航をしてきた。

最近、バンブーエア、ベトトラベルなど新規の航空会社が参入

している。

ベトトラベルはベトナムでトップの旅行会社で、旅行会社自ら

航空会社を設立して参入している。

日本で言うと、JTBが参入するイメージ。

 

今回、ホーチミンハノイの出張でベトトラベルを使ってみた。

格安航空で機内サービスはないが、国内出張で使う分には十分。

安い便は298,000VNDに税金等で813,360VND(4000円)。

今回は直前で抑えたこともあって1,600,000VND(8000円)でした。

預け荷物は値段に含まれていないので、オプションでつける

必要があるので、必要な場合はお忘れなく。

時間や値段など、選択肢が増えるのはうれしいこと。

 

 

ホーチミンの空港チェックイン場所はベトジェットではなくて、

ベトナム航空と同じ側。

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チェックインカウンター

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ベトトラベル航空

 

配当可能利益

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隔離ホテルの窓から、レタントン

設備投資額が大きく、毎期の償却負担が重いお客様からお問い合わせ。

「償却前利益(キャッシュベース利益)での配当は可能か」

CIRCULAR No. 186/2010/TT-BTCのArticle3-1によると、配当可能利益は以下の通り。

1)監査報告書記載の純利益、プラス、2)監査報告書記載の利益剰余金(過年度利益)、マイナス、3)予定再投資額

要するに会計上の純利益と利益剰余金が基本となる。

会計上の純利益も利益剰余金も当然ながら償却費は控除後で償却前ではない。よって「償却前利益(キャッシュベース利益)での配当は不可」と思われる。

また、2020 年企業法135条にも

普通株式に対して支払われる配当は,実現された純利益及び会社に留保された利益を財源として引き出される配当支払のための金額に基づき確定される。

との記載があり、この「純利益」「会社に留保された利益」は普通に読めば償却費控除後の利益であり、仮に償却前利益と読むのであれば、その根拠が必要であろう。

ベトナムでの資金借入れ

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ベトナムの日系子会社が資金借入れしたい」とのお問い合わせ。

 

1)日本の銀行で親会社が銀行借入れ、親子ローンとして子会社へ貸付け

メリット:日本の低金利、親会社の信用利用

デメリット:両替コスト、為替変動リスク

2)ベトナムの銀行から借入れ

メリット:両替コストなし、為替変動リスクなし

デメリット:ベトナムの高金利、親会社信用が使えない

 

当方のお客様の多くは1)を選択している。ただ個人的には両替コストが異常に高いこと、金利差は長期で見れば為替変動で収斂するとの理論もあることから、2)も検討してもらいたいと考えている。

Covidに伴うVAT減税政策

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隔離ホテル、今回は8泊

Decree 92/2021/NĐ-CPの一部として、Covid影響をうけた企業、個人に対する支援として、VAT減税が発効しております。
街中でもカフェで注文すると10%税込みの表示価格を支払うと3%分のVATが返ってきます。
■内容
VAT30%減税(通常10%=>7%)
■受益対象者
全ての個人事業主、Covid19の影響をうけた地域にある企業(=>ほぼ全ての企業と理解できます)
■期間2021年11月1日~12月31日(=>2ヶ月限定)
■対象購買内容<原典直訳>
a)輸送サービス(鉄道輸送、水路輸送、航空輸送、その他の道路輸送); 宿泊サービス; 飲食サービス; 旅行代理店、観光代理店、ツアー広告および組織に関連する補助サービスのサービス。
b)製品およびサービスの公開。映画撮影サービス、テレビ番組の制作、音楽の録音と出版。アートワーク、合成、アート、レクリエーションサービス。図書館、アーカイブ、美術館、その他の文化活動のサービス。スポーツおよびエンターテインメントサービス。
<意訳>
=>交通、宿泊、飲食、旅行、メディア関連等のサービス業が対象。サービス業でもコンサルティングなどは対象外。またオンラインで販売されるサービスは対象外との記載(3条1のc)があり。
■コメント
・利用者側に対しては出張や飲食を伴う会合などの再開を促す意図があるものと思われます。
・個人中小企業が多いサービス事業者の救済、需要喚起意図もあるものと思われます。
・会計処理は別途確認が必要(条文に記載あるも実務での発生事例がまだわずか)。

法人所得税の損金適合条件

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法人所得税において損金と認められるには最低限、以下の3つを満たす必要がある。
(1)営業活動に関連して実際に発生した費用であること

(2) 法定の要件を満たしている付加価値税(VAT)の公式インボイス、その他の証憑により証明できる費用であること
(3)2,000 万VND(約10万円)以上の取引に関して、銀行送金の証明がある費用であること
(2)、(3)がベトナムでは厳格に運用されている。
(2)について、発生した費用を損金参入するためには公式インボイスを回収、保管する必要がある(日本のような任意形式の領収書は認められない)。公式インボイスは従前は紙ベースだったが、昨年から電子化が始まり管理が多少は容易になった。一方で電子化により厳格な発行システムを利用する必要があり、時期遅れでの発行や再発行がかなり困難なため、担当者は毎月公式インボイス集めと内容チェックに時間を割いている。
(3)も重要。例えばパソコンを個人で現金立替払いしたものが10万円を超えていて、公式インボイスがあっても銀行送金ではないため損金算入できないケースが良くある。